ポテトチップスに適したじゃがいもの品種や種類

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ポテトチップスの主な材料はじゃがいも。

じゃがいもといっても、いろいろな種類がありますよね。

スーパーで購入できる種類だけでも約15品種ほどあると言われています。

たくさんの品種があるじゃがいもですが、実はポテトチップスに適したじゃがいもとそうでないじゃがいもがあるんです。

今回はポテトチップスに適したじゃがいもの品種や種類についての情報をまとめています。

ポテトチップスに使われているじゃがいもは加工食品用品種

菊水堂できたてポテトチップ

市販されているポテトチップスに使われているじゃがいもは『加工食品用品種』です。



じゃがいもは用途別に種類が分かれています。

生食用品種スーパーで販売されているじゃがいも。
家庭や料理を提供する場面で使用される。
「生食用」となっているが、加熱して食べるもの。
糖分が多く含まれるものが多い。
加工食品用品種ポテトチップスやポテトサラダなどの加工食品を、工場でたくさん作るのに向いている品種。
でんぷんの割合が高い。
油で揚げたときに焦げにくい。
でんぷん用品種でんぷんを作るためだけに使われる品種。

スーパーなどで販売されているじゃがいもは「生食用品種」

家庭や料理店などで食べられているじゃがいもを指します。※「生食用」となっていますが、加熱して食べるもの。

ポテトチップスは高温で揚げて作ることが多いですが、糖分が多いじゃがいもでポテトチップスを作ってしまうと、油で揚げたときに焦げてしまったり、カリッとした食感が出にくくなります。(生食用品種は糖が多く含まれているものが多い)

そのため、でんぷんの割合が高い(糖分が少ない)加工食品用品種を使ってポテトチップスが作られています。

ポテトチップスに使われるじゃがいもの種類

じゃがいもの種類
  • トヨシロ
  • きたひめ
  • スノーデン
  • ワセシロ
  • ぽろしり
  • 男爵
  • アトランチック
  • パイク
  • チペタ
  • ダコタパール
  • など

これらの、加工用品種はスーパーで出回ることはほぼありません。(農場から直接加工工場へ出荷されるため)

しかしながら、近年では加工用品種で一番作られている「トヨシロ」はインターネット通販で購入できることもあります。

産地直送の野菜を注文できるサービスを利用することで、ポテトチップスに適したじゃがいもを買える時代になったんですね◎


また、カルビー(Calbee)では、オリジナル品種である「ぽろしり」を育てられるキットの販売を始めました。

水やりをするだけで、手軽にじゃがいもの収穫まで楽しめるキットになっています。

子どもの食育にもよさそうです!

スーパーで売ってるじゃがいもではポテトチップスは作れない?

ポテトチップスに使うじゃがいもの種類は?

スーパーで販売されている生食用品種でもポテトチップスを作ることができます。

手軽に手に入る「男爵薯」や「メークイン」でもOKです。

じゃがいもだったら、どんな種類でもポテトチップスを作ることはできるんです。


市販のポテトチップスに加工用品種が使われるのは「大量に見栄え良く作るため」


糖が多く甘みが感じられる生食用品種でポテトチップスを作ると、若干焦げやすくなります。

でも、家庭で揚げ時間を調整できる状況であれば、焦げそうなじゃがいもは先に油から取り出すなど工夫できます。

「家庭でしか生食用品種のじゃがいもでポテトチップスを作れない」と考えると、市販品にはない新たな発見がありそうですね◎

紫のじゃがいも、シャドークイーンでポテトチップスを作ってみたい!

ポテトチップスに適したじゃがいもの品種や種類まとめ

  • 市販されているポテトチップスのじゃがいもの種類は「加工用品種」
  • 加工用品種はでんぷんが多く糖が少ない
  • スーパーで買えるじゃがいもでもポテトチップスは作れる

市販のポテトチップスは「大量に見栄え良く(焦げない)作る」ことが求められるため、加工用品種のじゃがいもが使われています。

加工用品種のじゃがいもはスーパーでは買うことはできませんが、最近では産地直送のサービスを使うことで加工用品種も購入できるようになってきています。

家で本格的なポテトチップスを作ってみたいのであれば、じゃがいもから栽培したり、加工用品種のじゃがいもを取り寄せしてみるのも楽しそうです◎