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サクッとした軽い歯触りにほどよい塩気。
一度食べ始めるとやめられないのがポテトチップスです。
私もよく買いますが、一方で「ポテトチップスは体に悪い」なんてことは昔から言われていますよね。
ポテトチップスが体に良くないと言われるのは、油分や糖分の過剰摂取だけでなくアクリルアミドによる影響も関係しているんです。
今回は、ポテトチップスが体に悪いとされる理由についてまとめました。
ポテトチップスは体に悪い？良くないと言われる理由
ポテトチップスが体に悪いと言われるのは、油分や糖分を過剰摂取してカロリー過多になることだけが原因ではありません。
食べ過ぎによる肥満はポテトチップスだけでなく、どんな食品にも言えることですもんね。
ポテトチップスが体に良くないとされるのは、アクリルアミドの含有率が高いためです。
発がん性の危険性があるとされるアクリルアミド
アクリルアミドとは人体に対してがんを引き起こす可能性、いわゆる発がん性がある物質です。
もともとは化合物ですが、2002年に【炭水化物を多く含むイモ等を焼いたり揚げることにより、 食品中にもアクリルアミドがつくられる】ことが発表されたのです。
発がん性のリスクに関して人に対しての影響は明確ではないものの、可能な限りアクリルアミドの摂取量を低減させたほうがいいとされています（参考：厚生労働省）
アクリルアミドは、食品の中にあるアミノ酸の一種【アスパラギン酸】が、ブドウ糖や果糖といった糖分と反応して変化します。
アミノ酸は炭水化物の一部ですので、炭水化物を多く含むじゃがいもはアクリルアミドを生成しやすい食品。
・じゃがいもにはアクリルアミドのもととなる炭水化物が多いこと
・高温で揚げるという調理方法はアクリルアミドを生成しやすいこと
上記のことから、ポテトチップスは発がん性の危険性が高いとされ体に良くないと言われているんですね。
アクリルアミドはポテトチップス以外の食品にも含まれている
こうやって見ると、ポテトチップスだけが体に悪いように思えます、実はアクリルアミドは他の食品にも含まれています。
厚生労働省の調べによると、【日本人のアクリルアミド平均摂取量における食品グループ別の摂取割合】は以下の通り。
高温調理した野菜（炒めたもやし、フライドポテト、炒めたたまねぎ、炒めたれんこん、炒めたキャベツ等。56%）
飲料（コーヒー、緑茶・ウーロン茶、麦茶等。17%）
菓子類・糖類（ポテトスナック、小麦系菓子類、米菓類等。16%）
穀類（パン類等。5.3%）及びその他の食品（ルウ等。6.2%）
加工食品中アクリルアミドに関するQ&A
アクリルアミドは一定の条件が揃えば生成される物質。
市販の食品・自宅で作る料理に関わらず、私たちはアクリルアミドを口にする機会は多いんです。
ポテトチップスだけが体に悪いとは一丸に言えないですよね。
厚生労働省によると、アクリルアミドの摂取を減らすためには、十分な果実や野菜を含むさまざまな食品をバランスよく食べることが大事とされています。
そうすることで、自然にアクリルアミドを多く含む食品の過剰摂取を抑えられることに繋がります。
アクリルアミドを怖がるあまり、一定の食品や調理法で作った料理を避けてしまうと、栄養バランスが偏ってしまいます。
大事なことは、いろいろな食材をバランスよく摂取すること。
そのうえでポテトチップスの食べすぎには注意すれば十分ではないかと個人的に思います◎
ポテトチップスのアクリルアミドを少しでも減らす方法
ポテトチップスの大手メーカーである『カルビー』では、アクリルアミドを減らすための取り組みを行っています。
市販のポテトチップスを購入する場合は、こういった取り組みを行っているメーカーのポテトチップスを選ぶのもひとつの手でしょう。
大手メーカーの取り組みは自宅でも真似できます◎
手作りのポテトチップスを作るときは、以下の点に気を付けて作ってみてください。
- 新鮮なじゃがいもを使うこと（糖分が少ないためアクリルアミドが生成されにくい）
- スライスしたじゃがいもは水にさらすこと（アクリルアミドに変わるアスパラギン酸などを洗い流せる）
- 揚げる前に電子レンジで加熱/湯通しすること（高温で加熱する時間を減らせる）
どれもがアクリルアミドを軽減させる効果があります。
ちなみに、油の種類はアクリルアミドの生成にはほとんど影響がないそうです。
とは言え、古くなった油は酸化しており、口にすると体調に変化をもたらしてしまいます。
味も香りも良くないので、ポテトチップスを作るときは新鮮な油を用意しましょう！
手作りポテトチップスのレシピは、カルビーの公式レシピが詳しくおすすめです^^
まとめ：ポテトチップスが体に悪いと言われる理由はアクリルアミド
ポテトチップスが体に悪いと言われる理由は、【アクリルアミド】という発がん性物質が関係しています。
アクリルアミドが人に与える影響は明確にはされていませんが、摂りすぎないほうがいいことは事実。
とはいえ、アクリルアミドは私たちの身の回りの食品にも含まれており、ポテトチップスだけを異常に怖がる必要はないと個人的に思います。
大事なのは、いろいろな食材をバランスよく食べて、自然にアクリルアミドの摂取量を減らすこと。
ポテトチップスを作るときは、アクリルアミドを減らすためのコツを実践してみてくださいね。
