ポテトチップスと成型ポテトチップスの違いは？生ポテトとギザギザポテトの違いも

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サクッとした食感と塩気がたまらないポテトチップス。

昔は形が不ぞろいなポテトチップスが定番でしたが、最近は均等なポテトチップス、いわゆる成型ポテトチップスも種類が増えてきましたよね。

気になるのは、普通のポテトチップスと成型ポテトチップスの違い。

どちらもじゃがいもが原料であることは同じですが、なぜわざわざ成型ポテトチップスができたのでしょうか？

そこで今回は、ポテトチップスと成型ポテトチップスの違いについてやポテトチップスの形についてまとめました。

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ポテトチップスと成型ポテトチップスの違い

ポテトチップスと成型ポテトチップスの違いは、【じゃがいもの加工の仕方】です。

ポテトチップス	じゃがいもを薄くスライスして油で揚げる
成型ポテトチップス	じゃがいもをマッシュ状にしてから丸く形作って揚げる

おなじみカルビーや湖池屋のポテトチップスは、形が不ぞろいです。

これはまるごとのじゃがいもを薄くスライスしているため。

じゃがいもの大きさによって1枚あたりの大きさも変わるので、形が不ぞろいなんです。

たまにすごく大きいサイズのポテトチップスがあると嬉しいんですよね♪

反対に、成型ポテトチップスはその名の通りじゃがいもを丸く成型して作られています。

商品によって作り方に多少の差はありますが、じゃがいもを一度マッシュ状にしてから丸く形作ったものを油で揚げています。

ヤマザキビスケットのチップスターやプリングルスが有名ですね。

成型ポテトチップスの作り方が分かったところでひとつ疑問が。

普通のポテトチップスならじゃがいもをスライスするだけで済むのに、どうしてわざわざマッシュ状にして形作るのでしょうか？

調べたところ、じゃがいもを長期保存するために成型ポテトチップスが生まれたことが分かりました。

じゃがいもは常温でも保存が効く野菜ですが、ずっと置いておくと糖分が蓄積されていきます。

糖分が蓄積されたじゃがいもは油で揚げたとき、どうしても色が濃く出て見た目にあまり良くない。

そこで、じゃがいもを見た目の美しさをキープしつつ長期保存するために生まれたのが、マッシュ状に加工する方法です。

世界で初めての成型ポテトチップスは、現在のプリングルス。

当時はマッシュ状ではなくフレーク状に乾燥させていたそうです。

パラパラの乾燥した状態なら長期間保存できますよね。

成型ポテトチップスの利点はじゃがいもを長期保存できるだけではありません。

形や大きさを均一に揃えることで、1枚1枚重ねて隙間なく容器に詰めることができます。

通常の袋に入ったポテトチップスは、持ち運びや保管の際に衝撃でポテトチップスが粉々…なんてことがありますが、硬さのある容器に入った成型ポテトチップスは衝撃から中身を守ってくれます。

通常のポテトチップスより成型ポテトチップスのほうが値段が高めなのは、手間がかかっていることや容器代も関係しているのかもしれませんね。

じゃがいもを薄くスライスしただけのものを生ポテトチップスと呼ぶのですが、ポテトチップスの中には表面がギザギザカットのものがありますよね。

ギザギザカットのポテトチップスもじゃがいもをスライスしたことには変わりはないのですが、カットの仕方が違います。

生ポテトチップス	刃が真っすぐなスライサーでカット
ギザギザカットのポテトチップス	刃がギザギザなスライサーでカット

ギザギザカットのポテトチップスは、刃がギザギザなスライサーでじゃがいもをカット。

一見特殊な道具を使っているように感じますが、自宅でも再現できるように市販もされています◎